税理士・行政書士のホームページに問い合わせが来ない理由|「業務一覧」が読まれない
士業のホームページは、業務一覧と経歴で終わりがちです。読む人は「自分の困りごとを頼めるか」「いくらか」「怒られないか」を知りたがっています。問い合わせにつながる書き方を整理します。
執筆・確認:株式会社LaruVisona
「業務一覧」は、読む人の言葉ではない
「相続、事業承継、法人設立、記帳代行、確定申告」。士業のサイトによくある業務一覧です。間違ってはいません。ただ、探している人は、この言葉で探していません。
探している人の頭にあるのは、「親が亡くなって、何から手をつければいいか分からない」「開業したけど、帳簿をどうすればいいか分からない」です。困りごとの言葉で書かれていないと、自分のことだと思えません。
問い合わせの前に、確かめられている3つ
1. 自分の困りごとを頼めるか
「相続」と書いてあっても、「実家の土地だけで、預金はほとんど無い」場合に頼めるのかは分かりません。よくある相談を、相談者の言葉のまま並べると、ここが通ります。
- 「親が亡くなり、期限までに何をすればいいか分からない」
- 「開業1年目で、確定申告を自分でやるべきか迷っている」
- 「許認可の申請を、自分でやると何日かかるのか知りたい」
2. いくらか
士業のサイトで、料金がまったく書かれていないことが多いです。「案件によります」は本当ですが、目安すら無いと、問い合わせる前にやめます。
「相続税申告:財産総額の◯%〜」「法人設立:◯万円〜(実費別)」のように、幅と、何が別料金かを書きます。正確な額は面談で決めればよく、目安があるだけで問い合わせの心理的な壁が下がります。
3. 怒られないか
これは、書いている側が気づきにくいところです。「こんな初歩的なことを聞いていいのか」「書類がそろっていないと怒られるのでは」と思って、問い合わせない人がいます。
「書類がそろっていなくても構いません」「まず状況を聞かせてください」と書いてあるだけで、変わります。
経歴の書き方
経歴は要りますが、長さは要りません。「何をしてきた人か」が2行で分かれば足ります。
- ✗ 出身大学から現在までの年表
- ○ 「税務署に12年勤めたあと独立。相続税の調査を担当していたので、調査で見られる点を先に押さえます」
経験が、相談者にどう役立つかまで書くと、経歴が売り文句になります。
相談の流れを書く
問い合わせたあとに何が起きるかが分からないと、人は動きません。
- フォームか電話で連絡
- 初回相談(30分・無料か有料か、対面かオンラインか)
- 見積り(何日で出るか)
- 契約(断ってもよいこと)
「見積りの後に断っても構いません」と書いてある事務所のほうが、問い合わせは増えます。
書かないほうがいいもの
- 「親身に対応」「お客様に寄り添う」:どの事務所も書いている
- 「◯◯に強い」の根拠が無い表現
- 士業の広告規制に触れる表現(業種ごとに、所属団体の規程を確かめてください)
LARU HPで作る場合
業種で「士業」や「会計事務所」を選ぶと下書きが出るので、困りごと別の相談例、料金の目安、相談の流れを埋めて公開する流れです。月額999円(税別)から、初月無料、最低利用期間6ヶ月です。料金や条件は変わることがあるので、申込みの前に料金プランでご確認ください。士業向けの見本と会計事務所向けの見本は登録なしで見られます。文章で止まったときはホームページの文章が書けないときを読んでみてください。